Riot Gamesは12月2日、リーグ・オブ・レジェンドの2026年シーズン1に予定されているシステムアップデート内容を公開しました。
本稿では、ランク戦におけるマッチメイキングの改善、新たな報酬システム、そして待望のデュオ制限解除など、システム周りの変更点をまとめています。

どこでもオプション(武勇のイージス)
「どこでもオプション(オートフィル)」が適用された際の補填システムとして、新たに「武勇のイージス」が導入されます。 これは、どこでもオプションでプレイした試合や、敗北が続いている状況下などで付与されるポイントのようなシステムです。
「武勇のイージス」を消費することで、以下のようにLPの減少を軽減したり、次回の試合で希望ポジションが確約されるなど、ランク戦におけるストレスを緩和する仕組みとなります。
- 「武勇のイージス」があり、オートフィルされたゲームでマスタリースコアがC以上を獲得した場合のみ
- 勝利時、通常の2倍のLPを獲得
- 敗北時、LPの減少を回避

対戦回避
チャンピオン選択画面での「対戦回避(ドッジ)」に対するペナルティ仕様が変更されます。 これにより、安易な回避を抑制し、マッチング成立までの時間を短縮することが狙いです。
- 従来の対戦回避によるLP減少や待機時間の増加
- 短期間に繰り返し回避を行った場合、ランクのMMR(内部レート)自体にも一時的なマイナス補正がかかる可能性
試合開始までの時間を短縮
マッチメイキングからゲーム開始までのフローが見直され、全体の所要時間が短縮されます。
具体的には、マッチング成立後の承諾確認フェーズの簡略化や、チャンピオン選択時の各フェーズ(バン/ピック)の制限時間がわずかに短縮されることで、テンポよく試合に移行できるよう調整されます。また、ロード時間の最適化も継続して行われます。
ランク上昇中を示すインジケーターが導入
現在のLP増減だけでなく、自身が現在「昇格ペースにあるのか」「適正レートに近いのか」を可視化する新しいインジケーターがプロフィールやランク画面に追加されます。 これにより、連勝ボーナスや連敗によるMMRの変動状況が直感的に把握しやすくなり、次のランク帯へ到達するために必要なパフォーマンスの目安が明確になります。

フレックスとソロ/デュオのMMRの決定方法を変更
これまで独立していた「フレックスランク」と「ソロ/デュオランク」のMMR(内部レート)の関係性が見直されます。 2026年シーズン1からは、一方のキューでのパフォーマンスが、もう一方の初期振り分けやマッチング精度に一定の影響を与えるようになります。
例えば、フレックスで高いランクに到達している場合、ソロ/デュオの振り分け戦においても、より適正に近い実力帯からスタートできるよう調整されます。
すべてのランクのソロ/デュオで、デュオプレイを再度可能
マスターティア以上で長らく導入されていた「デュオ制限」が撤廃され、すべてのランク帯においてソロ/デュオでのデュオプレイが可能になります。
この変更に伴い、高レート帯でのマッチメイキングアルゴリズムが再構築され、デュオが含まれるチーム対デュオが含まれるチームのマッチング精度(役割の対称性など)がより厳密に調整されます。
リリース日
公式な日程は公開されていませんが、年初めの水曜日である2026年1月8日の実装が予想されます。





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