Riotは11月27日、League of Legends Pacific Championship Series(PCS)エコシステムにLeague of Legends Japan League(LJL)が新たに加わることを発表しました。
要約:
- LJLプレイヤーはPCS所属扱いとなるため、PCSエコシステム内のチームで活動する際にも「外国人プレイヤー」とは見なされなくなる。ただしLJLチームのロスターには、引き続き3名以上の日本人プレイヤーが必要
- LJLでも引き続き日本での国内シーズンが開催されるが、国際大会への直接出場権は廃止し、LJL上位3チームがPCSプレイオフに参加することに
- PCSプレイオフのSpring Splitで1位を獲得したチームはMSIに出場し、Summer Splitの上位2チームはWorlds出場権を獲得
PCSエコシステム:変更の方針
- 統一されたPacificリーグの編成:リーグの拡大に伴い、LoL Esportsのグローバルエコシステムで強豪として名を馳せる存在を目指します。参加チームそれぞれが広域地域レベルの強豪たちとの対戦し、自らの限界に挑める環境は、全プロチームの実力向上と、複数ティア構成の競技エコシステム全体をレベルアップさせる効果を生み出すと考えます。
- ファン体験の向上:日本語、英語、北京語、広東語で多言語・高品質な配信を行い、さらに各地で地域密着型のファン体験を提供していきます。PCS、LJL、LCOの各チームが織りなす多様性豊かな対戦カードは、ファンにとって見応えのあるものとなるでしょう。また、PCSソーシャルチャンネルの集約効果も期待できるため、リーグの最新情報もかつてないほど発信しやすくなります。
- より持続可能性の高いEsportsエコシステムの構築:プロプレイヤーとチーム組織の双方が成長していける環境を作ります。今回のリーグ編成は、プロチームにより大きなプラットフォーム/新たなファン層/潜在的視聴者を提供していく取り組みの第一歩です。
また本変更に伴い、LJLプレイヤーはPCS所属扱いとなるため、PCSエコシステム内のチームで活動する際にも「外国人プレイヤー」とは見なされなくなります。ただしLJLチームのロスターには、引き続き3名以上の日本人プレイヤーが必要です。
PCSエコシステム:ロードマップ
今シーズンにPCSエコシステムへ加入したLCOと同様に、LJLでも引き続き日本での国内シーズンが開催されます。そして各SPLITの終了後、LJLの上位3チームはPCSプレイオフに参加し、国際大会(MSI/Worlds)出場枠を巡って、他のPCS/LCOチームと競います。
Spring Splitで1位を獲得したチームはMSIに出場し、Summer Splitの上位2チームはWorlds出場権を獲得します。
PCSエコシステム:プレイオフ形式
LJLからは上位3チームがPCSプレイオフに出場します。同プレイオフにはPCSの上位6チーム、LCOの上位2チームも参加します。PCSプレイオフは2ステージ構成で、トップシードの3チームはステージ2からの参戦となります。
- ステージ1
- 参加チームがグループA/Bに振り分けられ、ダブルイリミネーションブラケットで対戦。これを勝ち抜いた各グループの首位チームが次のステージに進出します。また一度敗北したチームは、そこから各グループのロワーブラケット勝者を目指して競います。両グループのロワーブラケット勝者は、最終的に「アドバンスマッチ」で激突。その勝者がステージ2の最後の出場枠を獲得します。
- ステージ2
- 合計6チームが太平洋地域の最強チームの称号を目指して、ダブルイリミネーションブラケットを戦います。
なお、シード権振り分けの詳細については近日中に発表します。
PCSエコシステム:今後の展望
今回の変更は、LoL Esportsの将来的な競技性を強化するための施策です。私たちとしてもこれが大きな変更であることは承知しており、また今後もリーグの拡大を進める際には何らかの「成長痛」は不可避であろうと考えています。その上でもはやり、今回の変更は、リーグの持続可能な未来の実現につながる本質的な一歩であると私たちは強く信じています。
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