Riot Gamesは、リーグ・オブ・レジェンドの2027年に向けた超大規模アップデートプロジェクト「League Next」を発表しました。
本プロジェクトは、長年課題とされていたゲームクライアントの刷新や、「サモナーズリフト」の完全リニューアルを含む、ゲーム史上最大規模のアップデートとなります。
本稿では、公開された公式ソースの詳細をまとめています。
「League 2」ではなく「LoLの進化」を選択
最新のデベロッパーアップデート（Dev Update）にて、開発チームは「League of Legends 2」という名称での新作リリースではなく、既存のゲームを根底から作り直すアプローチをとることを明言しました。
『League of Legends 2』をいつか作るのかという質問をよく受けますが、その答えはこれまでも、そしてこれからも『ノー』です。私たちは、新しいゲームモードやチャンピオンのアップデート、隔週のバランス調整など、LoLを絶えず改善・更新し続けることに全力を注いできました。
開発チームは、単なる続編ではなく「現在のLoLを次のレベルへ引き上げる」ための大きな変化を準備しています。
クライアントの完全統合とビジュアル刷新
今回のアップデートの目玉の一つが、ゲームクライアントの統合です。現在は「ロビー画面（クライアント）」と「試合画面（ゲーム本体）」が別々のアプリケーションとして動作していますが、これが一つにまとめられます。
これについて、League Studioの責任者であるMeddler氏は自身の公式X（旧Twitter）にて補足を行っています。
クライアントをゲーム本体に統合することで、長年の技術的負債を解消し、試合への移行時間の短縮や、メモリ使用量の最適化を実現します。これにより、これまで不可能だったシームレスなUI体験を提供できるようになります。 （参考：RiotMeddlerの公式補足）
サモナーズリフトのフルリニューアルとシステム変更
さらに、メインマップである「サモナーズリフト」のビジュアルが全面的に刷新されます。
完全に新しいビジュアルと、いくつかの新しいゲームプレイを伴うサモナーズリフトの刷新を行っています。加えて、ルーンの変更や、試合前の選択方法の改善も予定しています。
またRedditでも、この変更の広範さについて次のように補足しています。
今回のサモナーズリフトの刷新は、単なるテクスチャの更新に留まりません。ライティングシステムや環境アセットを最新の技術に合わせて再構築し、視認性を向上させつつ、より没入感のあるアートスタイルを目指しています。ルーンシステムや新規プレイヤー向けのチュートリアルも、この新基盤に合わせてゼロから再考されます。 （参考：Redditの公式補足）
今後の展望
「League Next」は現在開発中にあり、さらなる詳細は2026年のMSIからWorlds（6〜10月）の間に発表される予定です。
現在、LoLはサービス開始から約17年を迎えようとしています。この大規模な再構築によって、LoLが次の10年もトップの座を維持し続けることができるのか、世界中のプレイヤーが注目しています。
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