Riotは12月7日、LEC 2024 シーズンのフォーマットにいくつか変更を加えることを発表しました。
シーズン2023でのEMEAエコシステムの大幅な変更は、LECファンの間で不満が上がりました。そのため、Riotは過去12カ月間の学びとファン、チーム、選手からのフィードバックに基づき、来年に向けて大会をさらに充実させるための細かな変更を加えることを決定しました。
また、LEC 2024 シーズンはEMEAにおけるesportsの新しい本拠地であるベルリンのRiot Games Arena(以前はLEC Studio)から放送することになります。(詳しくはこちら)
LEC 2024 シーズン:グループステージとプレイオフ
LECはグループステージとプレイオフを統合し、各チームの成績がよりわかりやすくなります。また、Worlds2023のスイスステージと似たフォーマットにより実力の公平性が保たれます。
来年度のフォーマットで最も大きな変更のひとつは、グループステージとプレイオフをひとつのブラケットに統合することです。この調整の目的は、大会の進行状況をより分かりやすくすることです。
このブラケットには、これまでと同じ数のBo3シリーズとBo5シリーズがあり、下位ブラケットにはリピートマッチアップ対策が追加されます。つまり、上位ラウンド1で対戦したチーム同士が負けても、下位ラウンド2で再び対戦することはありません。
LEC 2024 シーズン:スケジュールの変更
スプリットとMSIの間に選手が休める時間を増やし、より多くの視聴者が試合を観戦できるようにするための変更がされます。
2024年のスケジュールを一部変更します!チームと選手の健康をより良くサポートするため、ウィンター・スプリットとスプリング・スプリットの間の休暇、スプリング・スプリットとMSIの間の休暇をそれぞれ1週間延長します。さらに、シーズン全体のスケジュールのバランスを保つため、サマー・スプリットとLECシーズンファイナルの間の休暇を1週間短縮します。
また、試合開始時間も調整し、第1試合は各日とも中央ヨーロッパ時間の午後5時(日本時間の午前1時)から開始します。2024年のLECのスケジュールについては、今後より具体的な詳細や日程が発表されますので、ご期待ください!
LEC 2024 シーズン:チャンピオンシップポイント(CP)とタイブレーク
チャンピオンシップポイントにも変更が加えられ、ブラケット下位のチームが、次のスプリットで復活できる可能性が高くなります。
チャンピオンシップ・ポイント(CP)も2024年に変更されます。各スプリットの価値をバランスさせるCPには満足していますが、3つのスプリットすべてにおいてその重要性をさらに最適化したいと考えています。
各スプリットで5位と6位、7位と8位のチームには同量のポイントを割り当て、各スプリットの賞金とポイントを引き上げます。
LEC 2024 シーズン:ファイナルへの出場権
サマースプリットの成績を重視することで、Worlds出場権をめぐった番狂わせが起きるかもしれません。
今年はサマースプリットの成績をより重視し、サマースプリットチャンピオンは最下位シードとしてWorldsへの出場権を獲得します。サマースプリット2位と3位のチームは、CPや過去の成績に関係なく、LECシーズンファイナルへの出場権を獲得します。
さらに、もし2つのチームが同じチャンピオンシップポイント数で1年を終え、LECシーズンファイナルへの出場権を獲得した場合、サマーで獲得したCP数が多いチームが出場権を獲得します。もし両チームのCPが同じであった場合、サマースプリットレギュラーシーズンの直接対決の成績によって、どちらが出場権を獲得するかが決定されます。
LEC 2024 シーズン:プレシーズン・チャンピオンズキュー
LECとERLの選手がLECウィンタースプリットをより良い状態でプレイできるように、「プレシーズン・チャンピオンズキュー」が提供されます。
新シーズン最初のパッチが1月9日にリリースされ、LECウィンタースプリット開幕のわずか4日前ということで、私たちはLECとERLの選手がウィンタースプリットに向けてより良い準備ができるようにしたいと考えました。
そのため、12月11日にパブリック・ベータ環境(PBE)を反映した特別なトーナメント・サーバーでプレシーズン・チャンピオンズキューをオープンし、ソロキューで新パッチの練習ができるようにします。
このサーバーは、グローバル契約データベース(GCD)またはERLプレイヤー・データベース(EPD)に登録されているLECおよびERLの1部リーグの選手に開放され、シーズンを最高の状態でスタートできるようにし、短期間で競技メタを学ぶプレッシャーを軽減します。
LEC 2024 シーズン:年齢制限の引き上げ
最後に、LECに出場する選手の最低年齢を17歳から18歳に引き上げます。提携チームのニーズを慎重に評価し、最近の選手年齢の履歴を評価した結果、チームとLECが、特に現在の経済環境において、持続可能性の一助となることを期待し、さらなる収益機会を模索できるよう、年齢制限を引き上げることになりました。
しかし、ERLエコシステムは、EMEAの新進気鋭の才能に道を提供するものであるため、ERLに出場できる年齢制限は16歳のままとします。
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